今治東vs松山商1年生ながら中盤を締めた今治東MF18倉瀬悠

 そして38分には右CKからのショートコーナーを受けた岡田がファーサイドへ絶妙のループクロス。これがそのままゴールマウスに入って4点目。「インターハイ県予選までは4-1-4-1システムで進めてきたが、両サイドからのクロスを活かすために四国プリンスを闘ううちにこの形になった」(谷謙吾監督)特性を存分に活かす形で今治東が4-0で前半を折り返した。

 後半に入るとリベロの駄馬をアンカーの位置に上げ、ビルドアップの形を変えた松山商が流れを引き寄せるように。まずは前線からの積極的なプレスとゴール前での目バリ強い守備で今治東の攻撃力を封じると、58分には相手のビルアップミスを拾った菊池が1人かわしての左足シュートで1-4。その後もGK清家が今治東FW髙瀨のPKをストップするなど、最後まで闘志を示した。

 だが、前半の貯金を巧みに使った今治東は2点目は与えることなく4-1で勝利。令和4年度愛媛新人戦(新人選手権大会)準々決勝で0-0・PK負けしたリベンジを果たし、大会初戦を飾った今治東が新居浜高専を4-0で下したディフェンディディングチャンピオン・帝京第五との準決勝へと駒を進めた。

(取材=編集部)

▽第102回全国高校サッカー選手権愛媛予選
第102回全国高校サッカー選手権愛媛予選