「前半に相手がもっと前に出てくると思ったんですが、思ったよりも出てこなかった。風下の前半に相手陣内でゲームを進めることができて無失点に抑えられたのが大きかったと思います」

　試合後、海星の今村文彦監督は前半の展開を大きかったとしつつ「決定機を防いだGKのプレーも良かったんですが、その前で相手のFWにやらせないDF陣が頑張った」と守備の高連携を勝因として挙げた。

　2016年に選手権県予選準優勝以来７年ぶりのベスト４進出となった海星だが、今村監督は「最初から総附さんとやるつもりで考えてきたし、その次に国見・日大と当たることまで想定してやってきた」と語り、さらなる上位進出狙いを隠さない。「うちの子たちはうまい子が多い」と語る今村海星は全国へあと2つまで迫っている。

(文・写真＝藤原裕久)