星稜・窪田は果敢にゴールを狙い続け、最後の最後に結果を出した
星稜が名門校らしい勝負強さで2回戦へと勝ち上がった
一昨年に全国高校サッカー選手権を制し、昨年度もベスト4へと勝ち進んだ星稜が初出場の綾羽を迎え撃つ構図となったこの1回戦。試合は序盤から互いに好機を作り出す互角の展開となった。
星稜は4−4−1−1の最前線に入る、左利きのストライカーFW窪田翔を中心にゴール前へと迫った。17分にはその10番が一瞬の隙を付いて抜け出すが、惜しくもこれはオフサイド。その後も窪田は好機を迎えるが、「力んで力んで、力んでいたよね」と河﨑護監督が嘆いたように枠を捉えられない。
対する綾羽は3年前の選手権出場を見て、門を叩いてきた選手がチームの中心。個々の能力は非常に高く、2年生アタッカーのMF藤田昴陽を起点に相手陣内に侵入していく。「結構、チャンスの数があったので、思いのほか良いゲームが出来たのかな」と岸本幸二監督も手応えを話していたが、こちらも決定力不足を露呈し、ネットを揺らすまでには至らなかった。