無念の徳島市立(写真=矢島公彦)
果たして後半は一転、明秀日立ペースへ。43分に11石橋のループシュートで口火を切った彼らは、中盤でのプレッシングからピッチを広く使い徳島市立の流れを封殺。53分には茨城県大会8得点の「最強ジョーカー」10根岸隼(3年)とレフティの23竹花龍生(2年)を前線に投入し、圧力をさらにかける。
そして迎えた56分、待望のゴールを生み出したのはやはりこのナンバー10だった。ゴール前30mの位置でカットインしながらシュートを放った13益子のバー直撃リフレクションに反応したのは10根岸。「跳ね返ってくるような気がした」気持ちを表す矢のように突き刺すヘディングシュートがゴールネットを揺らし明秀日立が先制に成功した。
▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権