これで勢いを増した明秀日立は、66分にゴール正面やや右で直接FKを得ると19斉藤のフェイクアシストも得て11石橋が右足でゴール左へ突き刺し2-0。徳島市立も選手交代などで打開策を練ろうとしたが、明秀日立の運動量を上回ることはできぬまま、タイムアップの笛を聞いた。

 試合後は「ハーフタイムで守備の修正ができたのが大きかった」と安どの表情を浮かべた萬場努監督。かくして難敵を破り夏冬連覇へ好発進を果たした明秀日立は12月31日(日)の2回戦では神奈川・等々力会場の第1試合において矢板中央(栃木)vs東海大仰星(大阪)の勝者と対戦する。

(文=編集部 写真=矢島公彦)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権