PK戦の末に決着(写真=矢島公彦)

 が、広島国際学院の粘り・闘志は最後まで衰えることはなかった。大半の時間を守備に追われながらも、切れ味鋭いカウンターで静岡学園GK1中村を再三慌てさせ1-1で80分間を終えた彼らは、続くPK戦でも最初のキッカーをGK1片渕が止め主導権を握ったまま4-3。大会初出場初勝利の勢いだけでない確かな戦術眼を発揮した広島国際学院が、見事な静岡学園超えを果たした。

 

 かくして「もう1回国立に立つ」(キャプテンのDF4茂田)目標まであと2勝と迫ったた広島国際学院。2024年1月2日の3回戦では今日と同じく埼玉・駒場会場の第2試合でプレミア王者の青森山田(青森)と対戦する。

(写真=矢島公彦)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権