青森山田vs飯塚(写真=矢島公彦)

 対する飯塚は、GKは1松﨑鴻毅(3年)。3バックは右から2深川恭伍(3年)、4坂本海凪太(3年)、14岩瀬太津也(3年)、J2ファジアーノ岡山内定・キャプテンの5藤井葉大(3年)。中盤はダブルボランチが6永原大真(3年)と10溝口敢大(3年)。サイドの右が19永田朔太郎(2年)、左が13久保公斗(3年)。2トップは9原翔聖(3年)と11大園治慈(3年)となった。

 この試合、前半はスコアレスながらお互いの意図がよく理解できる40分間だった。単なるフィジカルの強さばかりでなく、アプローチ時にボールを回収できる身体の入れ替え方、ぶつけ方までよく練られている青森山田は、サイド深くまでボールを運ぶと3小沼のロングスローやトップ下13福島らのクロスに対する鋭い反応で得点を虎視眈々と狙うことに。30分には相手GKの処理ミスを拾ったMF8川原が左ポストにぶつけるシュート、ラストプレーでも10芝田がヘディングシュートで相手を脅かした。

 ただ、飯塚も青森山田FW11米谷に全く仕事をさせなかった左SB5藤井に代表されるように、タイミング良いインターセプトや正しい立ち位置で対応。シュートこそ放てなかったが、攻撃面でもサイドでのワンツーなどで何度かPA内に侵入する場面が見られた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
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