試合の行方は決まったが、最後まで諦めない神戸科技の姿勢も光った。33分には河邉のパスから途中出場のDF3森本乾仁(3年)がゴール前にクロス。ゴール前に走り込んだ河邉が頭で落とすと最後はFW7桑原輝(3年)が押し込んだ。結果的には3-1で勝利した神戸弘陵の強さを感じたゲームになったが、最後まで諦めずに戦い続けた神戸科技も称賛に値する。

 3大会で力の差を見せつけた神戸弘陵は全国大会での躍進にも期待十分。選手も手応えを感じており、佐波は「全国ではショートパスとロングパスを使い分けて、弘陵のスタイルを崩さず戦いたい。そこは(初戦敗退で終わった)夏とだいぶ変わってきている所なのでやれる自信はある」と意気込んだ。

(文・写真=森田将義)

▽第102回全国高校サッカー選手権兵庫予選
第102回全国高校サッカー選手権兵庫予選