神村学園 vs 鹿児島城西(写真=松尾祐希)
先手を取った神村学園は2点目を目指すが、ここから鹿児島城西の猛攻を受けることに。攻撃の切り札・FW矢吹凪琉(3年)を後半10分に送り込まれると、ロングボールとスピードを生かした仕掛けに手を焼いてしまう。最終ラインも下がり、なかなか攻撃に転じられない。しかし、鈴木悠仁(2年)と難波大和(3年)のCBコンビを中心に粘り強く守り、ゴールを許さない。最終盤にはFW福岡想太朗(3年)を投入され、パワープレーを仕掛けてくる相手にヒヤリとさせられたが、それでも集中力は途切れなかった。
すると、76分に西丸が高い位置からプレッシャーをかけ、GK樋口のキックを近距離で身体に当てる。これで2点目かと思われたが、エリアの外だったGK樋口は手を使って阻止を試みる。このプレーにレッドカードが提示され、神村学園は最終盤に数的優位な状況に。これで勢いを取り戻した神村学園は最後まで凌ぎ切り、県勢初となる7大会連続出場を手中に収めた。
▽第102回全国高校サッカー選手権鹿児島予選
第102回全国高校サッカー選手権鹿児島予選