両校優勝で武南が2連覇を成し遂げる
0-0で折り返した前半はほぼ互角の内容。得点チャンスも同じくらいだった。
後半の立ち上がりは西武台がペースを握り、鈴木洸は5分に竹内の縦パスから、9分にはMF太田和希(1年)の右クロスからいずれも決定的なシュートを放ったが、精度を欠いてノーゴール。
その直後だ。武南は9分、畑のパスを預かった川崎がくさびのパスを打ち込むと、河西が飛び出したGKと交錯しながら右足で蹴り込み先制点を奪った。
ところが西武台はこの1分後、泉谷が左から送った鋭い弾道のパスが武南DFに当たり、オウンゴールですかさず同点。さらに19分、左SB久保涼輔(2年)の左クロスを武南のGKが捕球し損ね、ボランチ宇野大稀(2年)がこぼれ球に素早く反応して勝ち越し点を決めた。
このまま逃げ切りを図りたかった西武台だが、リードされても戦法を変えずボールを握りながら根気よく攻める武南の反攻に屈してしまう。
▽令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)