沖村大也(東山)
中でも目を惹いたのは廣山監督が「攻撃と守備の両方があるし、量もある。予測もできる」と称えた福本。水色ビブスは中盤で力強くボールを奪い切った彼のパスを起点に、木村と久松の両翼の鋭い仕掛けや、増井と太仁の力強い突破を繰り出して行く。「元々、ボランチやサイドハーフをやっていたので、攻撃に参加するのが自分の特徴。声や球際など色んな部分でアピールできていたかなと思う」と話す沖村もビルドアップやオーバーラップで攻撃にアクセントを加えていく。
1本目の15分には引いて受けた太仁が右サイドに展開すると、増井がドリブルからシュートを放ったがDFがブロック。続く17分には中盤での競り合いからゴール前を抜け出した久松が右足シュートを突き刺し、水色ビブスが均衡を崩す。18分には福本がインターセプトからゴール前にスルーパスを送ると、増井がGKとの1対1を冷静に決めて追加点。27分にも増井のポストプレーから福本がPA内を抜け出し、突き放した。 ピンクビブスも「昨日は初日だったので緊張した部分があった。でも、今日はどんどん仕掛けてクロスを上げたり、ゴールに繋がるチャンスができた」と振り返る河崎らが見せ場を作ったが、1点は遠くピンクビブスが3-0で1本目を終えた。2本目もペースは変わらず、水色ビブス。太仁の2ゴールを含め、7点差までリードを広げた。