大津 vs 西武台

 前半のペースが落ちた大津だったが、虎視眈々と追加点を狙っており、26分には嶋本が中盤でボールを奪うと素早くゴール前にスルーパスを入れる。走り込んだのは桝井。「悠大が良い形で奪ってくれて、そこから自分の所にボールが来た。フリーで思っていたよりも前に運べたので、後は冷静にGKを見て決めるだけでした」。そう振り返るように落ち着いて2点目をマークした。

 39分にはクリアボールのこぼれ球をFW鈴木洸晴(新3年)に決められ今大会初失点を許したが、試合間際には右CKからMF11曽山瑚白(新3年)が決めて大津が3-1で勝利。「取れるタイトルは全て取らなくてはいけないと思っている。タイトルに対しての意識はとても強く持っています」。桝井の言葉通り、貪欲に頂点を狙う今年の大津がサニックスカップに続く2つ目の優勝を手にした。

       

(文・写真=森田将義)