ファジアーノ岡山U-18 vs 京都サンガF.C. U-18

 「押されてるように見えもて、自分たちはちゃんと人数を揃えて4-4-2の3ラインを崩さず守れていたし、ぜんぜん怖くないと思っていました」と楢﨑が言えば、キャプテンの勝部は「もっとリスクを冒して点を奪いに行けたかなと思うんですけど、自分たちの粘り強さだったり集中力だったりの強みをしっかりと出せた」と胸を張った。

 90分を通して京都U-18は放ったシュートは22本。CKも9本を獲得し、最後の最後までゴールを脅かし続けたが、それでもゴールネットを揺らせなかったのは岡山U-18が粘り強くてタフだったからに他ならない。梁監督は「本当にボックスの中にどんどんボールが入ってくるんで難しいゲームだったんですけど、みんながアグレッシブにプレーした。ファジアーノらしいゲームだったと思います」と頷いた。

 2011年に発足した岡山U-18が13年間かけて積み上げてきた成果を発揮し、プレミアリーグ昇格を成し遂げた。

(文・写真=寺田弘幸)

▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2023プレミアリーグプレーオフ(参入戦)
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