後半の桐光学園は13分にMF福尾涼太(1年)を投入して得点を狙いにいったが、帝京の長身CB田所莉旺(2年)を中心とする堅ろうを揺さぶれず、ビッグチャンスをほとんど構築できなかった。

 帝京がとうとう22分に均衡を破る。後半15分から送り込まれたFW宮本周征(1年)が、ゴール前のこぼれ球を拾うとキックフェイントを入れてマークをはがし、ゴール右隅に決勝点を流し込んだ。

 この後も危なげなく試合を進め、3分あったアディショナルタイムも有効に時間を刻んでいると、タイムアップの笛が鳴った。         

(文・写真=河野正)

▽横山杯第24回全国ユース招待サッカー大会
横山杯第24回全国ユース招待サッカー大会