試合終了のホイッスルと同時に歓喜

 そして迎えた78分、興國は左サイドのスローインからDF4高橋怜生(3年)がクロスを入れると、FW29小笠原啓太がファーサイドで折り返したところにMF8水野凪斗(2年)が「先輩の為にも自分が試合を決めようと思っていた。どうなってもいいと思って」とDFがクリアする手前に飛び込むと、頭で押し込み決勝ゴール。延長後半にもワンツーからFW24地道碧(3年)がダメ押しゴールを決めた興國が3-1で競り勝ち、見事にインターハイ初出場を決めた。

 前半を無失点で耐え抜き、後半に勝負をかけて先制と、途中までは狙い通りの戦いを見せた関大一。キャプテンマークを巻いた梅原を筆頭に、GK1飛鳥馬健太(3年)、FW9岩崎颯太(3年) と、昨年全国を経験した選手たちが中心となって興國を追い詰めた。そして後半から投入され期待通りの活躍を見せた有田のプレーも見事だった。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選