近江 vs サガン鳥栖U-18

 一方の鳥栖も負けじとボールを繋ぐが、思うように前線にパスが入らない。FW山村チーディ賢斗(1年)が前線で孤立し、ボールを保持してもブロックの外で回す時間が長くなった。それでも守備陣が粘り強く戦い、山口耀琉(1年)と黒木雄也(1年)のCBコンビを中心にタフに対応。とりわけ、昨年6月にU-17代表としてアジア選手権に出場した黒木が高さとスピードを生かしたディフェンスで存在感を示す。トップチームに帯同し、U-18でプレーする時間があまりなかった中でも堂々たるパフォーマンスで劣勢のチームを最後尾から支えた。

 0-0で迎えた後半も近江が主導権を握る。すると、14分だ。セカンドボールを拾ったMF河野翔空(1年)がゴール前に運ぶと、右足でシュートを打ち込む。これはGKに阻まれたが、こぼれ球を拾って最後はMF村山慎波(1年)がネットを揺らした。

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