浦和ユースvs桐蔭学園(写真=河野正)

 終盤に入ると桐蔭学園のリズムで進み、ボランチの高橋保好(3年)を中継所にして好展開が生まれた。30分、左MF福田煌牙(3年)が左から持ち込んで強シュート。34分には、FW福岡蓮太郎が主将のSB吉垣陽翔(ともに3年)の右クロスから打ったが、相手GK小森春輝(3年)の好守に阻止された。

 桐蔭学園は36分と44分にも、MF山本涼とFW松尾拓郎(ともに3年)が決定的な一打を放ったものの、いずれもGK小森のビッグセーブで得点できなかった。

 後半の序盤も桐蔭学園が攻め込んだ。しかし1分の福岡、13分の松尾のシュートも、またもやGK小森の俊敏な反応によるセーブに遭い、ことごとく阻まれた。

 守勢に回る時間が長くなっていた浦和ユースだが、後半34分に右SB薄井翼(2年)が豪胆に仕掛けてPKを獲得。35分、照内がGKの逆を突いてゴール右に沈め待望の先制点を奪った。

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