一方、勝った東京Vユースは14戦負けなし(13勝1分)。藪田光教監督は「評価は他人がするので、なかなかわかりませんが」と我関せずだが「選手はもっともっと伸びます。チームとして、完成ではなく、もっともっと上に行けます。いまはひとつひとつ積み上げるだけです」と期待は大きい。

 東京VユースといえばOB選手を見ればわかるように技巧派集団。当然、みな足元はうまい。しかし今年はうまさだけではない。うまくて強いチームに進化している。

 「(試合に向け)必ず我慢する時間、先に失点するケースは必ずあると想定していました。そこを我慢できれば、自分たちの時間になります。それが短いのか、長いのか、試合によりますが、そこでの質はかなり自信を持ってやれています。1回のチャンスで決める、2回のチャンスで2点取ることにこだわりをもっています。勝負に徹したところは今回たまたまよかったと思います」と藪田監督。

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