平川監督は「勝ちに行く姿勢は彼らの特長。引き分けで誰も満足している選手はいません。(会場の)広島に行くだけじゃなく、その先を目指すなか『もっと良いプレーができた』『もっと勝てたんじゃないか』そうした悔しさが見えたことがポジティブに感じます。これで満足されては困る。その先があるので」と話す。

 そしてもうひとつ。先月24日、平川監督の来季、J3・FC琉球OKINAWAで監督を務めることが発表された。指揮官によれば、東京V戦後にその旨を伝えたそうだが、目立った影響はなく「1週間、何も変わらず、プレーしていました」(平川監督)ということ。

 選手の心の内はわからないが、チームが目の前の試合にむけ、心身ともに粛々と準備し、実践できたことは指揮官のいう成長、ポジティブな点と言える。

 2年連続PO出場権を得た浦和ユース。会場は昨年と同じ広島。「広島の借りは広島でしか返せない」と腕をまくったFW9照内。PO第1戦は12月6日に行われる。 

(文・写真=佐藤亮太)

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