川崎フロンターレU-18 vs 青森山田(写真=佐藤亮太)

 後半立ち上がりの50分、投入されたばかりの川崎U-18FW17恩田裕太郎が決定機を作ったものの、決めきれなかった。攻撃の手を緩めない川崎U-18 は62分、左サイドMF7加治佐 海のパスを受けたMF11児玉昌太郎がゴール前にマイナスのパス。これをMF10矢越幹都が右足で丁寧に押し込んで先制。さらに川崎U-18は飲水タイム明けの71分、クロスボールを拾ったDF2柴田翔太郎がシュート。このこぼれ球をFW17恩田が押しこみ、追加点をあげた。

 2点差とされた青森山田としては前に出ざるを得なくなり、ゲームはオープンな展開に。フィジカル、運動量、ハードワークがモットーの青森山田は終盤に近付くにつれ、攻撃の圧を強めるなか、87分、ロングスローからMF8別府育真の浮き球のパスを最後はFW19石川大也が倒れながら、蹴りこみ1点差とした。続く89分、クロスからゴール中央に飛びこんだMF8別府が強烈なシュートを放ったが、これを川崎U-18GK16松澤成音に阻まれ、得点ならず。後半アディショナルタイム4分、諦めない青森山田は執拗なロングスローを敢行。GK1松田駿が攻撃参加する執念を見せたが、川崎U-18が守りきって試合終了となった。

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