その後、市立船橋は人数をかけた堅守をベースにしたカウンターサッカーを展開。押し込まれる時間はあったものの、危ないシーンはそうなかった。後半の中盤から終盤にかけ、互いの陣を行ったり来たりと忙しい展開となったが、追いすがる横浜FCユースをはねのけ、1‐0で完封勝利をおさめた。

横浜FCユース vs 市立船橋

 勝因をGK1ギマラエス・ニコラスは「フィールドの選手がしっかり守ってくれたので、ピンチはそれほどありませんでした。点が入らないとどうしても焦れてしまうので早い時間で決まったほうが、(味方は)守備に意識をむけてくれるので、そのことが良かったと思います」と語った。

 また取材に応じた中村健太コーチは「選手たちが自立して考えながら、時間が経つごとに、追いつかれないように守るときは守る、チャンスのときはしっかり攻める、そのメリハリが良かったです」と明かしたように堅守速攻ながら、シュート数は横浜FCユースより2本多い12本と、まさにメリハリのある戦いができたといえる。

 市立船橋は勝点を「23」に伸ばし、10位に。自動降格圏の11位・尚志との勝点差を「3」とし、残留に一歩、近づいた。

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