サンフレッチェ広島F.CユースFW井上愛簾

 野田知監督は「洋太朗と愛簾は昨日の夜に福岡から帰ってきて今日の試合だった。これは言い訳になっちゃうけど、まったく一緒に合わせてない中での試合になったし、ビルドアップして前進して最後の突破のフェーズに入ったときに慌てちゃっていた」という前半を終え、ハーフタイムに井上にこう話したという。

 「点を取りたいオーラが出すぎだぞ。相手を背負ってやるんじゃなく、もうちょっと味方をうまく使わないと。受けて、さばいて、背後のスペースに走る。それがお前の特徴だろ」

 監督の言葉を受けて落ち着きを取り戻した井上が60分に先制点を挙げると、一気に広島ユースが試合を持っていくか思われたが、粘り強く一体感をもってプレミア初勝利を目指す岡山U-18が何度もゴールへ迫っていく。

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