正智深谷の小島時和監督は同点を狙う後半に向け、「もっと前に出てシュートを積極的に打つよう指示しました。なかなか点が入らなかったが、あきらめずに自分たちの良さを出そうとしたのが良かった」と説明。2大会ぶりの関東大会出場については、「目標はここではなく、インターハイ予選やさらに先にありますが、安定したチームにするため経験を積めるのはいいこと」と8度目の出場がうれしそうだった。
正智深谷は今大会と県S1リーグ1試合を合わせ、5試合でわずか2失点の堅陣を誇る。PK戦でも一番手で成功したCB佐藤飛友(3年)は、「まだまだですが、練習中から守りの意識を高めている成果だと思う」と解説し、「関東は通過点に過ぎませんが、決勝は無失点で勝って優勝しさらに自信をつけたい」と守備陣のリーダーは意気込みを示した。
(文・写真=河野正)
▽令和6年度関東高校サッカー大会埼玉予選
令和6年度関東高校サッカー大会埼玉予選