アルビレックス新潟U-18vs帝京長岡2nd

 均衡が破れたのは28分。帝京長岡は右CKを獲得。キッカー小林の助走に合わせ、ペナルティーアークのライン上に並んだ選手たちが相手マークを剥がしながら一斉にゴール前に進入。小林のキックをMF西原慶悟(1年)ファーサイドで折り返すと、最後は左DFで先発した北村唯(3年)が右足で押し込んでゴールネットを揺らした。狙い通りの形で先制点を挙げた北村は、「『かまぼこ』と呼ぶサインプレー。死ぬ気で足を伸ばしました」と笑顔で振り返った。

 ホームで負けられない新潟U-18は37分。右クロスのこぼれ球を左DF芹澤飛勇(3年)が左足で狙うもゴール右を外す。その後も竹ノ谷を起点にたたみかけるもゴールを奪えず、帝京長岡1点リードのまま前半を終える。

 後半。最初にビッグチャンスを迎えたのは帝京長岡。8分、ゴール正面からMF田中珀馬(1年)が左足を振り抜くもシュートは枠外。新潟U-18はMF中村琉優(3年)が左サイドをえぐり中央にクロスを上げるも、FW花形星矢(3年)に通らない。ジリジリした時間が続けた18分。帝京長岡が再びセットプレーから追加点を奪う。右CKをセットした小林はファーサイドに山なりのボールを配球。そこに走り込んだDF吉田龍悟(1年)がヘディングシュートを決めた。アシストした小林は「相手のGKが大柄だったので、出づらく、触れない位置に配球した。狙い通り」とうなずいた。

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