試合は開始早々に動く。3分、京都は右サイドのFKからゴール前へボールを送り込むと、ボールが地上へ落ちたところをDF三宮稜太(3年)が押し込んで先制点を決めた。勢いに乗る京都は16分に追加点。昌山のシュートは相手GKに止められたが、その跳ね返りをFW西岡佑真(3年)が蹴り込んでネットを揺らした。その後も京都はアグレッシブな攻守を見せて、試合の流れをつかむ。一方の履正社は分に、なかなかアタッキングエリアまでボールを持ち込めず、苦戦を強いられた。前半は0-2で折り返す。

 後半開始から履正社は3選手を交代。この采配で攻守が改善して、相手ゴール前まで攻め込む回数が増えていく。すると68分、左サイドの低い位置でボールを受けたMF木村有磨(3年/レノファ山口・入団内定)がドリブルでエリア付近まで持ち上がり、対面した選手をかわしてミドルシュート。これが決まって1点差に迫る。

 試合を優位に進めながらダメ押し点を奪えない京都にとって嫌な流れを変えたのはMF立川遼翔(3年)だった。76分、GKの頭上を越すループシュートで2試合連続ゴールを決めて、リードを広げた。

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