
大津の先発メンバー
立ち上がりは中盤での潰し合いが続き、思うようにボールを前に運べずに苦戦。10番でボランチを務めるMF嶋本悠大(3年/清水入団内定)にも良い形で入らず、最前線のFW山下景司(3年)にも決定的な場面は訪れなかった。「ボールが収まらない時間帯が続いたので、前半はこのままいくこともやむなしかなと思っていた」とは山城朋大監督の言葉。スコアレスの状態で後半に向かうべく、リーグ最少失点の守備陣が身体を張った守りで相手の攻撃を食い止める。怪我の影響で横浜FCユースのエース・前田勘太郎(2年)が不在のなか、FW庄司啓太郎(3年)にボールを集めてくる状況下でも慌てずに対応。バイタルエリアへの進入を許さず、前半の終盤を迎えた。
そして、迎えた45+2分。誰もが0-0でハーフタイムに迎えると思っていた矢先、大津のボランチ・畑拓海(3年)が魅せる。山下がゴール前で粘ってボールを落とすと、畑がペナルティーアーク付近から右足を振り抜く。無回転でゴールに向かったミドルシュートには相手GKが反応できず、見事にネットに突き刺さった。
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