大手前高松 vs 徳島北

 自陣からテンポよくボールを動かして相手を崩していくサッカーが大手前高松の代名詞だが、今年のスタイルは例年と少し違う。「今年の代はDFラインが変わらない。自分たちが何をすべきか、ボールの動かし方は昨年で経験している。それよりかは相手が嫌なこと、自分たちがやられて嫌なことの方が練習試合をしても頭に残っている」。川上監督の言葉通り、自陣から繋ぎつつも相手が嫌がるDF裏へのボールを増やしているのが特徴だ。

 最初の決定機は前半15分。右サイドからPA右に出たボールにFW9大谷海聖(3年)が反応し、シュート。こぼれ球を狙ったMF11竹内蒼一朗(3年)のシュートは徳島北DFの粘り強い対応に阻まれたが、最後は西田が押し込み先制に成功。25分にはDF6林勇仁(3年)がDFの裏に落としたフィードから大谷が抜け出すと、GKをかわして無人のゴールに流し込む。後半13分にも高い位置でのボール奪取からMF4洲脇海輝(3年)が決めて、3点差までリードを広げた。

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