成立学園 vs 大成

 「監督さんからは『流れを変えてほしい、1点決めて来い』と背中を押されてピッチに立ちました。あの場面はDFと1対1になったので、抜き去ることしか考えなかった。PKも自分で蹴ると決めていたし、蹴る前から絶対に決まると思っていました」とうれしさのあまり、小野の顔はほころびっ放しだった。

 優勢に試合を進めながらも、なかなか得点できなかった苦しい展開に豊島裕介監督は、「いい流れだった前半に決め切ることができなかったのは課題です。ただ相手のペースになった時間帯もありましたが、後半の残り10分くらいはリズムを取り戻して自信を持って戦ってくれました」と粘り強かった選手を褒めた。小野については「先発でも十分やれる選手で、苦しい時にチームを助けてくれます」と目を細めた。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会東京予選
令和6年度関東高校サッカー大会東京予選