聖和学園MF萩原空真(3年)はゴールチャンスもあったが惜しくも得点につながらず

 後半に入ると仙台育英は城福敬監督が「台風で学校が閉鎖になって練習ができない影響が出た」と語る通り、暑い中での試合で足をつる選手が増え始め、DFラインも選手を入れ替えながら試合を進めていった。そんな中聖和学園は途中出場でチームキャプテンDF菅原拓也(3年)が投入されると、徐々に前進できる機会が増え決定機をつくり始める。MF中村柊真(3年)やMF萩原空真(3年)が決定機をつくるが、仙台育英GK小川陽海(2年)のファインセーブもあり、仙台育英も苦しい時間を手堅く守った。

 そして0-0で迎えたアディショナルタイム90+5分だった。石川のロングスローからゴール前で混戦となり、こぼれてきたボールに反応したのは中西だった。「セットプレーで良いボールを蹴っていましたが、なかなかシュートを打つ機会がありませんでした。機会があったらシュートをと思っていたら、この日初めてのシュートが決まりました」と城福監督も中西のシュートを称えた。このまま1-0で仙台育英が勝利し、プリンスリーグ東北残留に向けて大きな勝点3を積んだ。一方の聖和学園は連敗となった。

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