ツエーゲン金沢は後半からフレッシュな選手を投入し、最前線も1トップから2トップに変えて劣勢打開を狙った。10分に送り込まれたFW稗田朱里(2年)が13分、守備ラインの背後に抜け出し決定的な場面を迎えたが決められなかった。
思ったような展開に持ち込めず、なかなか敵の守りを切り崩せなかったが、21分に主将のMF本田祐基(3年)のパスを預かったFW吉村征也(3年)が蹴り込んでまず1点。さらに24分、本田が力強いドリブルで相手ゴールに迫ると、反則で倒されてゴール中央やや右、20メートル付近でFKを獲得。左SB荒木叶瑠(1年)が左足でニアサイドを破る鮮やかなゴールを決め、アディショナルタイムで追い付き、土壇場でPK戦に持ち込んだ。
先蹴りの野辺地西は2人目がGK北に止められ、3人目のキックはバーをたたいた。ツエーゲン金沢は先頭から4人が続けて成功し、4-2でPK戦をものにした。
▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル