4月6日にプリンスリーグ北信越が開幕する。指揮官は「同点ゴールの荒木と右サイドバックの横川天馬の両1年生がよくやってくれた。底上げができたことも収穫のひとつです」と富山第一戦に向けて手応えをつかんだ様子だった。

 一方、あと少しところで初優勝を逃した野辺地西の三上晃監督は、「2位は得意なものですから」と昨年まで6年続けて全国高校選手権青森予選で準優勝していることを引き合いに出して笑わせると、「まだリードしているのに、1失点してからバタバタしてしまった。このあたりがまだまだですね」と反省する。

 しかし成果については「2トップは力があり、どの試合でも通用した。うまく成長してくれれば」と願い、「日本一の青森山田がいることをポジティブにとらえ、選手には常に全国を意識させたい」といつの日か、永遠のライバルを倒すことに思いをはせた。

      

(文・写真=河野正)

▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル