東福岡vs福岡舞鶴

 この日の東福岡は従来の4バックではなく、3バックでスタート。FW9後藤舜平(3年)ら能力のある選手が揃う福岡舞鶴の攻撃陣を警戒したこと、ビルドアップをスムーズに進める狙いだったが、平岡道浩監督は「前半はいつもと違うフォーメーションだったので、みんながやりにくそうだった」と振り返る。

 「前半は自分たちの強みを全く出せなかった。相手に押し込まれるシーンもあって大変だった。セカンドボールを相手に拾われていたし、攻撃でボールロストが多かった」。そう続けるのは稗田で、ボールを動かすので精一杯になり、サイドにボールが入っても思い切ってシュートまで持ち込めない。前半25分にはMF11神渡寿一(3年)のパスから、DF12岡本有人(2年)がオーバーラップ。中に入れたボールが反対サイドの稗田に渡ったが、シュートを打ち切れない。反対に34分には高い位置でのボールロストから、MF11鬼塚悠斗(3年)にシュートまで持ち込まれるなど危ない場面も見られた。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選