それでも、前半終了間際の35分には右サイドから中央寄りでボールを受けた稗田がPAの外からシュート。このボールが相手DFに当たると前に出ていたGKの頭上を越えて、先制点となった。後半12分には左サイドで粘った稗田がゴール前にボールを入れるとFW9斉藤琉稀空(3年)が冷静に決めて福岡舞鶴を引き離した。

 先週行われたプレミアリーグ第7節の米子北戦は2点のリードを奪いながら、試合終盤の3連続失点で逆転負け。「技術的な問題ではなくちょっとしたメンタルで穴を開けてしまって隙が出たところをやられてしまった」と振り返るのは平岡監督で、今週1週間は戦術練習よりも対人練習に時間を割いて守備力と精神力の向上に励んできた。

【次のページ】 4回戦 東福岡 vs 福岡舞鶴(4)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選