惜しくも敗れた正智深谷

 西武台は4-3-3で、正智深谷は4-2-3-1の陣形でスタートした。

 開始から間もなく正智深谷はアクシデントに見舞われる。主将の大和田悠(3年)とボランチを形成する経験豊富なMF吉田匠吾(3年)が前半5分、負傷で早々と退く不運。それでも前半は相手に1本しかシュートを打たせず、3度の先制機を構築した。

 まず19分にFW中島亜漣(3年)の強烈なシュートがDFに当たると、そのこぼれ球をMF赤川空音(3年)が拾ってシュート。35分にも中島が右から持ち込み、鋭い弾道の折り返しを供給したが、GKに捕球されてしまう。アディショナルタイムには、MF近藤七音がMF白岩龍(ともに3年)の右クロスをヘッドで合わせたのだが、これも決められなかった。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選