ともに2人目が失敗。先蹴りの西武台が4人中、3人が成功したのに対し正智深谷は4人目も外し、西武台の最終キッカー・鈴木洸晴が決めて4-2で決着した。
先制点と勝負をつけるPKも決めた鈴木洸晴は「ゴールは(竹内)奏海がうまくそらしてくれたので、もう決めるしかないと思った」と言い、ど真ん中に蹴ったPKについては「(初戦の)武蔵越生戦は外して泣いてしまいましたが、全然ビビらなかった」とニンマリするヒーロー。
2本とも足で止めた勝利の立役者、GK松田聖也(3年)のPK戦でのルーチンは、相手がボールをセットして下がるまでは下を向いて精神統一。蹴る前に両手を広げて威嚇することだそうだ。「うちが先に外したことで、重圧より勇気がわいてきたんです。よし、頑張って止めてやろうって」と言って笑顔を見せると、「決勝は無失点で勝ちたい。ゼロに抑えれば攻撃陣が1点決めてくれますから」と昌平戦を展望した。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選