佐々木は「サイドから攻められ、ほぼ1対1の状態になって難しい面もありましたが、ニアに蹴ってくることを予想したので止められた。自分は前回の全国選手権も経験しているので、それほど過度な緊張はありませんでした」と守護神は胸を張った。
失点のピンチを2度くぐり抜けた昌平は21分に左CKを得ると、CB中松陽太(3年)の蹴ったボールをFW鄭志鍚(3年)がヘッドで流し込んで先制。さらに鄭は29分、右SB安藤愛斗(2年)の右クロスからヘディングシュートを決めた。
西武文理との初戦の3回戦で2ゴールを挙げ、細田学園との準々決勝でも1得点。これで通算5点を奪い、エースらしい働きぶりでチームを頂点に導いた。鄭は「準決勝の無得点が腑に落ちなかったので、今日は自分のゴールで勝たせようと思いました。2点ともいいボールを上げてくれたおかげ。80分間、ゴールへのどん欲な気持ちを持って戦いました」と笑顔を見せた。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選