39分には、「筋トレの成果で当たり負けしなくなった」と言うFW山口豪太(2年)が、厳しい重圧を掛けて相手ボールを奪取。パスを受けたMF三浦悠代(3年)が、角度のない右から逆サイドに突き刺した。三浦は初戦から4試合連続ゴールを記録した。
3-0で前半を折り返し、後半を迎えても昌平の攻勢は続いた。というよりさらに加速した。
点を取らねばならぬ西武台は、それまでマンマークしていた大谷湊斗(3年)への囲い込みの手を少々緩めたからだ。
昌平の心臓部である主将でアンカーの大谷が、敵陣へとドリブルを使って顔を出す回数、ボールを受ける頻度がぐっと上がった。こうなると昌平の攻めの質と強度も上がり、西武台はますます守備に追われることになった。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選