保善 vs 早稲田実業

 80分を通じ、早稲田実業が主導権を握る時間帯が多かった。

 3-5-2の陣形を取る早稲田実業は、千本木亮磨(2年)と中澤駿斗(1年)の両ウイングバックが精力的に外からアタックし、相手守備陣を揺さぶった。

 ともに昨季からのレギュラーである主将のスミス聡太郎(3年)、竹内太志(2年)の2人のボランチも効果的なパス出しをはじめ、ドリブルで持ち上がってはチャンスを演出した。

 前半20分、千本木の蹴った左CKからFW霜田優真(2年)が頭で合わせた決定打は、わずかに左へ外れて先制機を逃した。この3分後、千本木の右クロスを司令塔のMF松下岬(3年)がシュートしたが、惜しくもバーを通過。31分にはスミスが右から絶品のロングパスを送り、霜田が右足を振り抜いたもののDFのブロックに遭って得点できなかった。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選