試合は前半から堀越がゲームを支配するも、守備を固める日大鶴ヶ丘に対し攻めあぐねる。すると23分、日大鶴ヶ丘が左サイドを素早く崩し最後はMF7吉見朔(3年)がゴールネットを揺らす。一方ビハインドを負った堀越は、ショートパスで左右に揺さぶりながら攻撃を繰り返し、FW10三鴨奏大(2年)、MF14仲谷俊(3年)を中心にゴールに迫っていくも得点には至らず前半を折り返す。

 「最後のフィニッシュが合わなかっただけだから、粘り強く覚悟を持ってやっていこう」(堀越・佐藤実監督)

 先制を許した堀越だったが、焦ることなく後半もゲームを支配。すると51分、中央でボールを受けた三鴨がゴールまでおよそ30メートルの距離から迷うことなく足を振り抜く。「自分がやるしかないと思っていたので得意な位置だったので思い切って打った」と振り返った三鴨の一撃はゴール右上に吸い込まれた。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選