2-0のまま進んだ後半アディショナルタイム。東京実業、MF9小関が技ありゴールを決め、一矢を報い試合終了。安定した戦いを見せた実践学園が2-1で東京実業を退き、ベスト8に駒を進めた。

 「前半、早い時間で先に得点できたことは大きかったです」とキャプテンマークを巻いた実戦学園DF10岸。ゲームの流れを決めた2点目のPKについて「新しいチームになったから、(PKを)任されるようになりました。日頃から練習をしているので、焦りはありませんでした」と冷静に語った。

 試合前、実践学園は東京実業の高さのあるDFラインを警戒。そのため自陣で受けるセットプレーやスローインの回数をなくすよう努めた結果、安定した試合運びの要因となった。

 DF10岸は「相手のプレスに対して普段のトレーニングから培った強度で対応できました」と練習での成果を強調した。

       

(文・写真=佐藤亮太)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選