飯能は後半途中から足をつる選手が続出し、チーム全体として活発な攻撃ができなくなり、延長でそこを突かれた。延長前半4分に右FKからCB中田輝(3年)に決勝点を奪われ、後半9分には島に決定的な4点目を決められ2-4で敗戦。1月の雪辱はならなかった。

 旧飯能時代からコーチとして指導に当たり、統合した昨春から指揮を執る髙峯祐一郎監督は「負けたことは悔しいが、選手はやり切ってくれました」と労をねぎらった。練った戦略は「うちは3トップが強力なので、縦と両サイドを使う攻撃を考えました。長いボールを入れてこぼれ球を回収し、素早い攻めが持ち味ですが、その通りにできたと思う」とイレブンに優しい視線を送る。

 2得点した主将の高橋も「延長は体力がきつくなりましたが、完ぺきに近いほどうちらしいサッカーができました」と満足そうだ。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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