16分には右サイドでのパス交換から阪上がゴール前に低いクロス。先に反応したFW9白石蒼悟(2年)とは合わなかったが、下醉尾が落ち着いて合わせて3点目となった。以降は交代枠をフル活用しながらも守備強度を落とさず逃げ切りに成功。谷監督は「(相手とは)リーグが7カテゴリー違うので、戦術も技術も1試合通じて凌駕できたかなと思う」と口にした。

 残すのは決勝のみ。2月に行なった県の新人戦3位決定戦では3-0で勝利した三田学園が相手だが、気の緩みはない。藤本は「今年も全国大会に出て、目標しているのは青森山田を倒すこと。県内では絶対に負けることができない」と意気込んだ。

(文・写真=森田将義)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選