平塚学園 vs 桐光学園

 しかし、飲水明けの27分、右サイドのDF2杉野太一が送った対角のボールに反応した倉持がGKの頭上を上手く浮かすとこれがきれいにゴールに吸い込まれ、桐光学園が先制する。

 勢いにのった桐光学園は直後の29分にも決定機を迎えるが追加点を奪えず、結局1点リードで前半を終了する。

 前半の戦いぶりに平塚学園・井原康秀監督はハーフタイムに「これでいいのか?この大会で終わる3年生もいるんだろう。もっとやろう」と檄を入れると、対する桐光学園・鈴木監督も「強度・切り替え・運動量…もっと出そう。相手に圧力かけて、いい守備からいい攻撃しよう」と選手を鼓舞すると後半の戦いは更に激しくなる。

 序盤こそ前半の勢いを駆った桐光学園がゴールに迫るが、徐々にその圧に慣れた平塚学園も盛り返す。52分にはゴール前の混戦から立て続けにシュートを浴びせるが桐光学園もDF4青谷舜らが身体を張って跳ね返す。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
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