「相手は立ち上がりから向かってくる。大事なのは次の1点」と鈴木監督からハーフタイムに気を引き締められた桐光学園だったが、46分に慶應にFKを与えると、このボールが競り合ったGK1大村明裕の頭上を超え無人のゴールへ向かうが、DF2杉野太一が間一髪でクリア。これで目を覚ました桐光学園は52分、ロングスローのこぼれ球を杉野が押し込み追加点。しかし、直後に一瞬の隙をつかれFW19柴田悠貴のパス繋いだMF10阿部雄大にゴールを奪われ慶應義塾に1点を返される。

 すると、すぐさま円陣を作り修正を図った桐光学園は68分、「(失点は)自分で取り返したかった。キッカーの竹山と息を合わせた」DF4青谷舜が左サイドからのDF3武山陽介のCKを頭で合わせ再び慶應義塾を引き離すと、アディショナルタイムには丸茂がこの日2点目のゴールをあげ、5-1で慶應義塾を破り準決勝進出を決めた。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
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