高知小津 vs 明徳義塾
対する明徳義塾は準決勝と全く同じダブルボランチ型の「4-4-2」。スターティングイレブンもGKは1岡本友希(3年)。4バックは右から2大石陸(3年)、5メフタヤラン(3年)、4天野慈穏(2年)、3女良明日夢(3年)。中盤はダブルボランチに7砂川豪毅(3年)と6徳能伊織(3年)が入り、サイドハーフは右に8葛籠聖斗(1年)、左に18友永謙信(1年)。2トップにはキャプテンの10坂元悠真(3年)と11下元悠司(2年)と、準決勝と同じ11人となった。
この試合、高知小津にとってまず焦点となったのは明徳義塾のエース10坂元と11下元が2トップに対するケアである。そこで「まずは3バックとアンカーで厳しくマークし、僕と山本が下がってサンドしてボールを奪いにく」(10村田)ゲームプランを着実に実行に移した彼らは、ポゼッションで圧倒されても危なげない守備で前半35分余りを消費することに成功。シュート2本しか放てなかった明徳義塾からは焦りの色がみてとれた。
後半に入ると高知小津は満を持して11三代木から16村田をアンカー前に位置に入れ、8山本を2トップに上げてゴールを狙う布陣に。ただ、明徳義塾は守備の陣容が入れ替わったことによって生まれるわずかなスキを見逃さなかった。50分、ゴール前やや左でボールを受けた10坂元は相手DFに身体を寄せられながらもシュートコースを作り低い弾道での枠内シュート。相手GKがこぼしたところに11下元が詰め、待望の先制点は明徳義塾にもたらされることになった。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)高知予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)高知予選