高知小津 vs 明徳義塾
その後は布陣を「4-4-2」に変えた高知小津が明徳義塾を押し込むも、明徳義塾も抜け目なくカウンターを発動し一進一退のまま試合も残り10分を切っていく。「やはり明徳義塾か……」場内が徐々にそんなムードに包まれる中、高知小津イレブンは明徳義塾のウィークポイントを虎視眈々と狙っていた。
66分、後方からのフィードに反応したのは「相手ディフェンスラインは合わせる時に1回ステイする癖があるので、ギャップができる瞬間を突こうと思っていた」(FW8山本)。PA内に侵入し相手DFともつれあいながら獲得したPKを自ら2試合連続で決めると、バックスタンド北側に陣取った高知小津応援席は蜂の巣をつついたような大騒ぎとなった。
かくして試合は1-1のまま10分ハーフの延長戦へ。高知小津は16村田を3バック右に下げ、代わりにFWへ位置を転じた17石川が圧倒的なスピードで、明徳義塾は70分に11下元と交代した20諸見勇徳(3年)のポストプレーを用いながらゴールを目指すも得点は生まれず、インターハイ出場のゆくえはPK戦に委ねられることになる。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)高知予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)高知予選