長崎総科大附 vs 佐世保実
これに対して、長崎総科大附は徹底的に攻めた。松下昊稀の突破を生かして左サイド深くに再三侵入し、宇土尊琉のフィードで縦を狙い、さらにはロングスロー。あの手この手で何度も佐世保実ゴールを脅かす。だが、佐世保実はほぼ自陣内に釘付けとされながらも眞弓拓也・山口桜希のCBとGK川島海央を中心に耐え、前半を0-0で折り返す。
このまま無失点の時間を長くすればあるいは・・。だが、佐世保実に漂い始めたそんな期待は後半開始早々に打ち砕かれた。左サイドを突破した長崎総科大附の田中泰平がクロスを入れると、佐世保実DFの対応が乱れた隙を逃さずに坂本錠が先制ゴール。
それでも「1点差なら想定内だった(井筒監督)」佐世保実は、前半同様の徹底した守りからカウンタースタイルを継続し長崎総科大附になお食い下がる。だが、51歩に宇土のCKから坂本が追加点。さらに疲労からスペースが生まれ始めた66分、松下のクロスから坂本がハットトリックとなる3点目のゴールを決めて3-0。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選