さらに、終了間際にも追加点を決めた長崎総科大附は4-0で試合を終了。佐世保実の堅守に苦しめられながらも、終わってみれば4点差をつけ長崎総科大附が明日の決勝戦進出を決定した。

 「決めるべきところで決めきれないのがウチの課題。前半のチャンスを決めていれば、後半のような展開になったのに・・。ウチの未熟さですね」

 試合後、長崎総科大附の定方敏和監督はそう試合を振り返った。確かに、佐世保実のプラン通りの前半になってしまった点は課題だが、それを後半に修正してチャンスを逃さず決めきるあたりは、さすがの地力と言うべきだろう。

 「1月の新人戦でわれわれは国見に負けていますから、リベンジというかチャレンジャーとして挑むだけですね。失うものは何もないですから腹をくくって、『当たって砕けろ』です」

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選