最初のチャンスは前半9分。ハーフウェーライン左でのリスタートを青森山田が得るとMF7川口遼己(3年)がゴール前に展開。MF10谷川勇獅(3年)が合わせたボールのこぼれ球を狙ったが、シュートまで行けない。13分にもDF3福井史弥(2年)が低い位置からゴール前にクロスを送り、MF8別府育真(3年)が合わせに行ったが、わずかに合わなかった。

 以降も青森山田はボールを奪ったら素早く前方に展開し、DF5小沼蒼珠(3年)のロングスローから矢板中央ゴールに迫ろうとしたが、「ロングスローも投げる側として、『赤い壁って本当にあるんだ』と思っていました。本当にそれぐらい分厚くて、こじ開けるのが大変でした」(小沼)。FK、CKもこの日に向けてトリックプレーを準備してきたが、矢板中央の守りを見て、無理だと判断し、オーソドックスな形に切り替えたという。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)