桐光学園FW11浦上大和がCKから先制ゴール決める

 「負けを覚悟しました」と玉田圭司監督が振り返った通り、今大会を通し一番の窮地に追い込まれた昌平。この試合はベンチスタートとなっていたMF10山口豪太とMF11長璃喜の2年生コンビを両サイドに投入し後半に挑んだ。

 桐光学園のDF4青谷舜(3年)が試合後に「10(山口)と11(長)が入って来てチームがガラッと変わった。本当に相手の良さが全部出てきて」と振り返ったように、この2人の投入が試合の流れを変えた。

 技術とスピードを兼ね備えた2年生コンビが入った事で、両サイドに起点ができた。これで相手を押し込んで揺さぶる昌平らしさが戻り、大谷へのプレッシャーも弱まった。すると40分、大谷からの浮き球で抜け出したDF3上原悠都(3年)が決定機を迎える。上原のシュートはクロスバーに弾かれるも、昌平がゴールの匂いを漂わせ始めた。

【次のページ】 準々決勝 昌平 vs 桐光学園(3)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)